案内図に学ぶ「売れる」デザイン

タイトルは大仰ですが、ことは単純。

地域活動で、催事の案内図を作る機会がありました。

案内図を作る上での決め事

掲示は屋外、催しの当日だけ。

場所は文化施設の歩道側、植え込みの上。

景観を損ねないよう、大きすぎてはいけない。

風に飛ばされないよう、万が一飛ばされても危険でないよう、軽い材質。

初年は案内にすらならなかった

掲示の担当者から「横組みでデザインして」と言われ、作ったのが写真。



これが掲示して様子を見ていると、誰も足を止めて見ない

担当・関係者らには評価されましたが、身内ウケでは私の汚点にしかなりません。

掲示に気づかなかったという話も聞き、ダメだなと思いまして。

翌年、案内図(ボード)が消息不明と聞き、作り替えを申し出てました。

翌年は案内だけでなく記念の扱い

掲示してたちまち、足を止めて見る人、わざわざ見に寄る人が続々。

中には、案内図を囲んで記念撮影をする人達も。

見られるよう、有用なように変えたつもりでしたが、これほどとは驚きました。



変えた内容は、写真を見比べておわかりの通り、単純です。

・目に入らないのは、目線より下すぎるからでは
 横長→正方ぎみに

・案内図とひと目でわからないからでは
 北南を左右とする横線→北南を上下とする斜線

・桜みちがひとめでわからないからでは
 道をアイコン→太線、背景色をグレー→緑、コントラストを低→高、桜を全体に散らす

・主要な施設がひとめでわからないからでは
 シンボルマーク→一般的なアイコン

いずれも初年の通りすがる人が様子で教えてくれたことでした。

有用性は見る側が決める

同じことは、チラシ、ウェブページ、商品・サービスの見せ方にも言えると思います。

見る側の視点で示さないと、「わたしに有用なんだ!」と思ってもらえない。

商品なりサービスなり、どれほど有用か訴えたところで、見る人が有用と思わなければ、提供する側の主張でしかありません。

「(提供する側の)おすすめ」では人は動かないから、「(あなたが有用と思う)この商品を買った人は、こちらの商品も買っています」が表示されるわけです。

有用性は見る側が教えてくれる

ニーズを教えてくれるのは顧客として順調な例に、企業のマンダムを思い出します。

整髪料を使うタイミング、使い方、当地の家庭で生活習慣を知ったうえで、それに合わせた商品を出したから順調というお話。

日本でのラインナップとは異なるそうです。

興味を持たれた方は、検索してみてください。

以上、身近なマーケティングの話でした。